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初心者でも安心!テントの種類や価格など失敗しないテントの選び方

はじめてキャンプをする場合、まず必要不可欠なのがテントですよね?しかし、テントといっても様々な種類があり、どのテントが自分に合っているか、わかりづらくないですか?

「設置方法がわからない」「どのくらいの広さが必要なの?」「価格は一体どれくらい?」「種類もたくさんあるし専門用語がわからない」というキャンプ初心者のみなさんのために、今回はテント選びのポイントをわかりやすく教えちゃいます!

テントの構造

テントの構造には大きく分けて二種類あります。どちらの構造が、自分のキャンプの目的に適しているのかを考えましょう。

シングルウォール

初心者向けのテントに多く、設置も簡単で軽量化されています。

ですが、レインフライ(テントの上に被せるカバーのようなもの)がないため、結露しやすかったり、暑い日にはテント内が蒸れるというデメリットもあるので、テント内で一泊していくという方にはあまり向かないかもしれません。

逆に、一泊する予定はなく、デイキャンプやバーベキューなどが目的という方に向きのタイプです。

ダブルウォール

こちらのテントはごく一般的なテントで、定番ともいえるタイプです。テント購入の際には、このタイプを選んでおけば、まず間違いないでしょう。

ダブルウォールテントはインナーテントと呼ばれるものの上から、レインフライを覆い被せて使用します。

レインフライを被せることによって耐水性、通気性に優れており、夏の時期でもテント内が暑くなりにくく、結露も発生しにくいタイプなので、宿泊するキャンプではこのタイプが必要不可欠です。

素材選び

実はテントには意外とさまざまな種類の素材があります。では、どのように選べばいいのか?素材によってそれぞれの長所や短所がございますので、そこを把握しておくと選びやすいでしょう。

ポリエステル

これが最もポピュラーな素材です。吸湿性、耐水性に優れていおり、コスパも非常に良いといえます。ですが、耐火性の面では弱く、バーベキューの際に火の粉が飛んでしまうと、穴が開きやすいという弱点があります。

ナイロン

非常に軽く柔軟性があるため上級者向けで、山岳系のテントとして使用されることが多いです。耐火性、耐久性にも優れていますが、かなり高価なものが多い。

コットン

この素材の一番の魅力は、なんといっても素朴な風合いです。通気性もよく、結露などにも強いです。

耐火性にも優れており、多少の火の粉でも穴が開いたりはしません。ですが、一般的な素材とは違いコーティングされていないので、耐水性が低く、雨などを吸ってしまうと重くなり、そのためカビも生えやすいので注意。

ポリコットン

コットン素材の一種でポリエステルとコットンを混ぜ合わせた素材。ポリエステルとコットン両方の長所を兼ね備えていますが、その混合の割合によって特徴は変わってきます。耐水性が低いのが特徴です。

テントの形

ここ最近では、キャンプの人気が高まるにつれて、さまざまな形のテントが増えてきています。より快適にキャンプを楽しむために、どのような形のテントがあるのかを把握しておきましょう。

ドーム型

最も基本の形で、テントといえばみなさんこの形を想像するでしょう。このタイプは強度があり、女性でも簡単に組み立てることができます。サイズ展開もかなり多いので、昔から人気の高いタイプですね。

ツールーム型(トンネル型)

このタイプは非常に便利で、屋外部分と屋内部分が一体型となっており、テントとタープ(日よけや雨除けの役割をする屋根型のタイプのもの)をそれぞれ設置する手間が省けます。

バーベキューの際に、日除けや雨除けが欲しいという方には最適。ここ最近、目にする機会が増えてきたテントのタイプです。

ティピー型

中心にポールを立てて設置する三角形のテント。設営はとても簡単で形も可愛いですが、構造上ほかのテントより狭く、屋根も三角形のため、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。

ポップアップ型

広げて固定するだけのとてもお手軽で簡単なタイプ。

傘のように広げるタイプや形状記憶タイプで、袋から出すだけで広がるものもありますが、どちらも通常のテントより、重量が重たいということがデメリット。

デメリットもありますが、設置がとても簡単ですので、キャンプ初心者にオススメです。

設置方法

テントを設営するにあたって、二通りの設置方法があります。

自立式

ここ最近の主流で、テントとポールだけで設置できるタイプ。吊り下げ式やポップアップ型などのテントをさします。

自立式のテントは、一人でも取り扱いやすく簡単で初心者向けなので、ソロキャンプにはうってつけのテント。また、小型のイメージがありますが、中は意外と広いので快適に過ごせるはずです。

非自立式

このタイプは張り綱を張り、ペグと呼ばれる杭を打って設置するタイプ。ティピー型などのテントをさします。

非常に軽くコンパクトなので、持ち運びに適しています。しかし、高さがあり、張り綱を張る必要があるため、狭い場所では使用ができません。

ファミリー向けの大型のテントなどに多いタイプです。

価格

やはり、みなさんが最も重要視する点は、価格ではないでしょうか?では、テントの相場がいくらなのかをみていきましょう。

人数平均価格
1~2名用10,000円~30,000円
2~3名用20,000円~50,000円
4名以上(ファミリー向け)20,000円~50,000円

一般的なテントでしたら、平均20,000円~30,000円で購入できます。相場としてはこの位の価格になりますが、クオリティによってはもっと高価なものもございます。

まとめ

いざテントを購入しようと思っていても、ちゃんと特徴を理解していないと失敗してしまうかもしれません。テントといっても、このようにさまざまな種類がございます。

どんな目的で使用するのか?どのような場所で使用するのか?

それを明確に決めておくことで、テント選びもしやすくなります。また、細かい特徴などを知っておくことで「キャンプってなんかちょっと難しそう…」というイメージもかなり変わってくるはずです。

ご自身の理想のキャンプを楽しむためにも、失敗のないテント選びをしましょう!

この記事を書いたのは「うさこ