こんにちはアジャミです。少し前まで、タスマニアで牡蠣の漁師をしていたのですが、その時に遊びに行った、無人島 「シューテン島 (Schouten Island) 」
この島への船は出てないので、自分達の船でしか行けません。なので、この日も島には私たち以外に2組程度しかいませんでした。夜には、この島にはペンギンが来るということで、ペンギンを待って1泊することに。
タスマニアは、オーストラリアのメルボルンの下にちょこんとある小さな島で、北海道より少し小さいくらいの大きさ。タスマニアンデビルは知ってるけどタスマニアってどこだっけ?と必ず言われる島です。
世界で最も空気が綺麗な島と言われているものの、あまり旅行先には選ばれず、辺境の地だと思われがちな場所ですが、とにかく超オススメです。
私が行ったシューテン島は、右端にあるフレイシネット国立公園という国立公園の近くにポツンとあります。さすがタスマニア。海は文句なしの透明度。
島に着く間に釣り糸を垂らしていたら、なかなかのサイズのブリが釣れたのですぐに捌いて食べる準備。魚は釣ったら、すぐに食べましょう。
釣った魚を早速焼いて、透き通る海を見ながらビールで流し込む。これより美味しく魚を食べれるシチュエーションがあるなら教えて欲しいぐらい、もう最高です。
釣りといえば、私は漁港とか桟橋でのんびり海釣りをするのが大好きなのですが、超O型な性格なので道具には頼りません(色んな道具を運ぶのが面倒だから)
リサイクルショップで買った、蛍光ピンクの500円の変な釣竿でいいし、昨日の夕飯の残りの肉とかを釣り針に付けて、オモリはその辺の石をくくりつければ完成。うっかり1匹釣れたら、その魚を捌いてエサにします。
今までこんな感じで結構ちゃんと釣れているから不思議です。タスマニアのマゴチはこの方法でエンドレスで釣れてました。川釣りも挑戦したいけど、川釣りだとこの作戦は無理かな?
島に着いてからは海で泳いで、マシュマロ焼いて、ペンギンを待って、星を見て。と無人島を満喫。
テント張って、キャンプ道具出して、料理して…という予定でしたが、ずーっと見ていられる景色に気を取られ、キャンプ道具を何も活用することなくキャンプが終了。
ノーフィルターでこの美しいサンセット。
夜は島に上がるペンギンを見逃したくなかったし、海の上で寝たかったので、私は一人で船の上で寝ることに。
フワフワ揺られながら夜の海を眺めていたら、船の周りに気配が。真っ暗な海を懐中電灯で照らすと、巨大なエイ達に囲まれていて、船ごと襲われたらどうしよう…と怯えながら朝日で起床。
残念ながらこの日はペンギンは現れず、帰りの船から泳いでいるペンギンには会えました。イルカに会うのは日常茶飯事で、牡蠣の仕事中にも船の周りに遊びに来ます。
このシューテン島に、一番近いフレイシネット国立公園までは、タスマニアのホバート空港から車で2時間くらい。
この道中に、最高に美味しい牡蠣が食べれる牡蠣の養殖場があるので、次はそこを紹介しようかな。
もともと牡蠣が大好きなのですが、そこの牡蠣を食べてからというもの、日本の牡蠣を食べても感動出来なくなってしまったわけです。
美味しすぎて、あの牡蠣を食べるためだけにでも、またタスマニアに行きたいくらいです。