「水」は僕らの日常生活には欠かせないものの一つですが、キャンプでは特に水が大事ですよね。
キャンプ場に着いたら水場がどこか、自分のサイト(拠点)からどれくらい離れているか、という確認をするなど、色々とすることがあると思います。
ですが、先に水場近くを確保しているキャンパーさんがいたり、キャンプの設営場所がそもそも水場から離れていたりと、キャンプでは、しばしば自分のサイトから水場が遠くなってしまうことがあります。
そうなると、夏は往復するだけで暑くて汗が出ますし、冬は焚き火から離れなければいけないので寒い。そんな時、キャンプの水回りに便利なのが「ウォータージャグ」です。
ウォータージャグに水を入れて自分のサイトに置けば、何度も往復することなく
手軽に水を利用することができます。
今回はそのウォータージャグのおすすめをいくつかご紹介します!
目次
キャンプで使うウォータージャグとは?
そもそも、「ウォータージャグ」ってなに?と思った方もいると思います。
ウォータージャグというのは、飲む専用で使うような水筒・ペットボトルなどとは違って、大量の水を入れられるタンクに蛇口が付いており、場所を選ぶことなく水を利用することができるようになる、いわば「移動式の水道」です。
料理に使う水~手洗いや食器洗いにも活躍するので、非常に便利なアイテムです。
ウォータージャグの種類
ソフトタイプ
素材が柔らかく折りたたみが可能な蛇腹式なので、ソロキャンプをするときや、持っていく荷物が限られてくる場合にオススメのタイプです。
お財布にやさしめの価格帯が多いので、初心者さんでも購入しやすいです。
ただ、耐久性に欠ける素材なので破けやすく、置く場所によっては倒れることもあるなど安定性も低いです。
また、保冷機能がないので夏場に冷たい水を利用したい人にはネックな部分となります。
ハードタイプ
ハードタイプは折りたたみはできませんが、そのぶん形がしっかりしていて頑丈です。保冷タイプが多く、大容量のものでも安定感があって設置がしやすいので、大人数でのキャンプに最適です。
ただこちらの場合、ソフトタイプと違って携帯性が低いので、どうしても荷物が多くなってしまいます。
キャンプで利用するウォータージャグのメリット・デメリット
メリット
・水が必要になった際に何度も行き来する手間が省ける
先程もお伝えしましたが、わざわざ水場と自分のサイトを行ったり来たりする必要がなくなります。なので、その時間を他のことに充てればキャンプをより一層楽しめます。
・水道水でも気にしない人なら全ての水の利用料がタダ
これは人によるメリットなのですが、外に長時間設置するものなので、それを飲み水として利用するのは少し気になるということがない人にとっては、水代がかからないので経済的です。
こちらの利点は人を選びますが、それでも手間が省けるというだけでかなりのメリットになるのは間違いないです。
デメリット
・水受け用のバケツも用意する必要がある
ウォータージャグで食器を洗うとなると、環境衛生的に食べた汚れなどを野に放つ訳にはいかないので
水受け用のバケツは必須となります。
・荷物が増える
ウォータージャグを持っていくのであれば、水受け用バケツも必要になるので、荷物が増えることになります。
・水漏れする可能性がある
蛇口が壊れると、水を止めることができなくなるので、ウォータージャグが使えなくなってしまいます。
どんなものも壊れる可能性はありますが、ウォータージャグの蛇口は意外とデリケートなので、注意が必要です。
キャンプのウォータージャグを選ぶ目安
ウォータージャグと言っても色々な種類がありますが、必要な容量は人によって全然変わってきますので、何を選べば良いか悩みますよね。
そこで、一つの目安にするなら、やはり「ジャグの容量」です。
キャンプする人数やどんな料理をするのかによって必要な水量は変わるので、購入する際は容量をしっかり確認してから自分に合ったものを買いましょう。
料理や手を洗うくらいに使うのであれば、以下をご参照ください。
キャンプで使うウォータージャグのおすすめ【タイプ別】
ソフトタイプ
BUNDOK「ウォータージャグ 7.5L BD-300」
普通のソフトタイプは柔らかい素材なのですが、こちらは土台部分が硬質のプラスチックなので、ソフトタイプなのに安定感があるというあまり見ないジャグです。
BUNDOK(バンドック)の商品は高品質なのに安価で販売しているメーカーなので、こういった商品があるのはありがたいですね。
ロゴス「水缶 抗菌ジグザグウォータータンク」
こちらはユニークな形状をしたタンクですが、持ち運びしやすい設計でコックをひねるだけで水が出ます。
収納するときは厚さ6cmにまでなるコンパクトさなのでかさばらないのが最大のポイントです。
また、菌の繁殖を防ぐ抗菌加工も施されていますので、値段以上の機能性です。とりあえず、お試しでウォータージャグを使いたい人に良い商品です。
ハードタイプ
スタンレー「ウォータージャグ7.5L」
飲用水としても利用したいという人はこちらがおすすめです。
こちらのジャグは、6度以下で6時間、10度以下で13時間の保冷力が備わっていますので、夏にはもってこいのジャグです。
こちらは7.5Lの大容量ですので、家族キャンプやグループキャンプでは使い勝手が良いですね。
ちなみに、こちらのジャグは3.5Lもあるので、日帰りキャンプや人数が少ないキャンプならそちらの方が良いです。
キャプテンスタッグ「ウォータージャグ6L」
(約)40度以下で24時間・71度以上で6時間の保温力と12度以下で8時間の保冷力を持ち合わせているウォータージャグになります。
一日置いても温かいお茶が飲める保温力があるので、冬キャンプで非常に重宝します。
また、持ち運びがしやすいハンドルや折り畳み収納ができる三脚スタンドまで付いているので、ジャグの底が汚れずに済む点も素晴らしいです。
値段もジャグにしてはかなり安いので、本当におすすめです。
まとめ
今回はキャンプに使うウォータージャグについてお伝えしました。
個人的には、ウォータージャグは初心者の頃には用意しなくても特に支障はないです。最初から荷物が多くなりますし。
ですが、やはりあるとそれだけ便利なのは確かなので、キャンプがある程度なれてきたら導入してみるのが良いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!