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ピンクの池の向こうにあった緩いキャンプ場【in Australia】

こんにちは、アジャミです。

今回、書くのはオーストラリアを旅している時に行ったキャンプ場。アデレードのちょい左で「Penong」という街の近くです。

大通りから、なんの標識もない小道を入って行きます。勘で小道に入ったものの、無事着いて我ながら感動。

というのも、キャンプ場までの道は四駆の車じゃないと結構きついです。

私はハイエースだったので、道がガッタガタで、5km/hでしか走れなかった。これで道を間違えて、戻りましょうってなったら心が折れる。

ガタガタに耐えながら、合っているのか分からない道をひたすら走ること30分。

いきなりピンクの池と砂丘が現れ、その情報は知らなかった私はすごいはしゃぎました。誰もいないのに、こんなに映えスポット!

ピンクになるのは、水中のバクテリアが赤い色素を作り出しているらしいです。SNSに載せたいけど電波がなかったので断念。

そこからまた、だいぶ走るとキャンプ場というか、なんかしらのゲートが現れ、キャンプ場っぽい注意書きがありました。

本当にキャンプ場なのか、というこの光景。よく見ると、たしかにポツポツと車やキャンピングカーが停まっているものの、どこに停めるのか、どこに利用料を払うのかも分からず。

とりあえず入ってみると、炊事場のようなものがあり、隣のカラフルな小屋はシャワーでした。このシャワーだけ、気合いを入れて塗ったのかしら。

シャワーは女性用シャワーと、外から丸見えのサーファー用シャワーの2択。

サーファーに人気の、隠れサーフポイントがすぐそこだったので、このキャンプ場にはサーファーしか来ないのかもしれません。

シャワーは水しか出なかったので、昼間のうちに入らないと寒い…水もたくさん使わないように、と書いてあるので、超節水。

家ではまったく気にせず使っているけど、キャンプをすると本当に、水とお湯のありがたみを痛感する。

炊事場は特に何もなく、屋根とテーブルがある感じでした。水はここもほとんど使えず、持っていた水のタンクを大事に使うことに。

敷地内は、なんとなく区切られていて、草が刈られている平地を探して、好きなところに基地作り。オーストラリアは、ルールに縛られてなくて緩くて良い。

私が停めた場所のすぐ隣には、ずっとここに住んでいる感じのおじさんがいました。おじさんが住むワゴン車は、形は車だけど、もう家の佇まい。

もう車も走りそうにないし、どうするんだろう。と気になって仕方なかったのですが、おじさんになかなか会えないので、とりあえず、お湯沸かしてラーメンを作ることにしました。

韓国のインスタント麺は、麺がモチモチで、本当に美味しい。辛党の私は、このJINラーメンと、激辛のプルダック麺がお気に入り。

最近は、ドンキでも売っているので、辛党の人は食べてみてください。プルダック麺は火を吹くぐらい辛いけど。

使ってるバーナーはIWATANIのコンパクトジュニアバーナー。もっと小さいのもあるけど、たためば手の平サイズで、十分コンパクト。

専用のケースに入れておけば、壊れる心配もなく、荷物に詰めやすいのが良いです。お鍋も安定して置けるし、ガスの設置も着火も簡単。比較的、風にも強いと思う。初心者にオススメ!

周りが暗くなって来たころ、管理人らしきオジサン達が盲目の犬と一緒に集金に来ました。どうやって管理してるのか謎なシステム。実にオーストラリアっぽい。

車で寝るのも慣れました。電気を付けながら車の中に入ると虫が一緒に入ってくるのが面倒な点。キャンプに虫はつきものだけど、何か良い方法はないのでしょうか…

翌日はサーファーを見に近くの海へ。

海外のサーファーはその辺に飼い犬を放したまま、みんな海に入りに行くんですね。
日本だったらすぐ保護されそう笑。

犬同士も喧嘩することなく、どこかへ行ってしまうこともなく、飼い主が海から戻るのを数時間待ちます。なんてお利口なんでしょう。

ブルータンリザードにも遭遇。オーストラリアでは良く見るトカゲですが、最初は本当にツチノコだと思った。

そんなこんなで、このキャンプ場に3泊して、また次のどこかへ向かって出発。

また、長い長いドライブの始まり。

走っても走ってもこの景色。電波は、かれこれ5日くらい入ってないし、次にいつ電波を掴めるのかも謎。

こんなに人や家が無い場所で、何かあったらどうやって助けを呼ぼうかと考えながら、とにかく走る。ガソリンだけは、多めに積んで置いてよかった。

途中で休憩しながら、毎日同じような風景を5時間くらい走る。過酷だけど、壮大すぎて最高。

オーストラリアの変なところでキャンプしたい人はこのキャンプ地、オススメです。

カクタスビーチ付近の、ポイント・シンクレア・キャンプグランドというところ。電波のあるところに帰ってから、ここの場所と名前を知りました。

この記事を書いたのは「アジャミ