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【キャンプ未経験者向け】着火剤を使わない簡単な焚き火のやり方やコツを伝授!

キャンプに焚き火は欠かせない存在です。はじめのうちは、火がなかなかつかなくて苦戦しますが…
今回は初心者でも簡単に着火剤を使わずに「火をおこす方法」「焚き火のやり方のコツ」をご紹介いたします。

焚き火を快適にするために必要な7つ道具

まずは最低限、必要な道具を揃えていきましょう。なくても困らないものも含まれていますが、あると便利なので快適にキャンプで焚き火をしたい方は真似してみてください。

焚き火台

だいたいのキャンプ場は直火禁止(直接地面で焚き火をすること)ですので、まずは焚き火台を用意しましょう(ちなみに直火で焚き火をできるキャンプ場は少ないです…)

焚き火台も大きいもの~小さいものまで見た目を含め、色々なデザインのものが販売されていますので自分の好きなものを購入してください!

選ぶ基準としては「何人で使うか」「組み立てやすさ」「持ち運びやすさ」「耐久性」「燃焼性」などを重要視すると良いでしょう。

薪用のトング

焚き火に薪を足したり、動かしたりするために必要になります。薪用のトングなので長めのものを選びましょう。短いものだと最悪、火傷してしまいますので注意。

チャッカマンなど柄の長いライター

普通のライターなどで着火剤などに火をつけてしまうと火傷の危険性がありますので、必ず柄の長いライターを用意してくださいね。

焚き火用のグローブ

熱いものに触れる際は、必ず革製の分厚い耐熱性のグローブを用意しましょう。

軍手などでも代用できますが耐熱性という部分で劣るため、安心して焚き火をしたい場合は軍手は使用しないようにしましょう。

焚き火をするための薪・焚きつけ

薪にも種類があり、大きく分けると「針葉樹」と「広場樹」の2種類に分けられます。

針葉樹は「着火しやすく、燃焼時間が短い」

広場樹は「着火しにくく、燃焼時間が長い」

火起こしをする際や料理をする場合はスギ、マツ、ヒノキなどの針葉樹薪を使用しましょう。値段も安価で手に入りやすいのでオススメです。焚きつけにはその辺に落ちてる枝や枯れ葉などを利用しましょう。

火起こし送風機

うちわや直接息を吹いて火を起こすのって大変ですよね?なかなか火がつきませんし。そんな時にこの火起こし送風機を使うと風を一か所に集中して送ることができるので、素早く火を起こすことができます。

これは本当にオススメします。かなり火起こしが楽になりますので、必ず用意して欲しいです。

ローチェア

なくても焚き火自体はできますが、せっかくならゆっくり座りながら焚き火をしたいですよね。焚き火の高さと目線が近いローチェアを用意しましょう。

座面が低く、焚き火の調整をしながらゆったりと座れるのでオススメです。

いざ実践!焚き火のやり方とコツ

それではいよいよ実践ということで、順を追って丁寧に解説していきたいと思います。

焚き火台やローチェアを組み立てて設置

まずは焚き火台とローチェアを組み立てて設置してください。

注意点としては「テントやタープから離して設置すること」火の粉などがテントやタープに飛んで穴だらけになったり、火事の原因になりますので注意しましょう。あとはまわりの木や落ち葉などから燃え広がらないようにすることも大切です。

焚き火台に薪を組んでいく

次は薪を組んでいきます。火起こしをする際にこの組み方がもっとも重要ですので、適当に薪をくべるのはやめましょう。

まずはその辺で拾った焚きつけ(枝や枯れ葉)を中心に置きます、そして細めの薪をテント状に組んでいきます。そして最後に大きめの薪を同じくテント状に組みます。

イメージとしては、テント状にした薪の中心に空気の通り道を作ってあげる感じですね。

  • 焚きつけを焚き火台の中心に置く
  • 細めの薪をテント状に組む
  • 太めの薪をテント状に組む

最初から薪を組みすぎるとすぐに火が消えやすいので、空気の流れを意識して適度な薪を組みましょう。

焚き火に着火する

それでは組み終わった薪に着火していきます。着火する場所は中心の焚きつけの部分です。柄の長いライターで火をつけてください。

薪に火が少しうつってきたら、火起こし送風機などで中心に向かって風を送りましょう。火が全体うつりましたら、焚き火の完成です。

  • 中心の焚きつけに火をつける
  • 中心に向かって(焚きつけ部分)風を送る
  • 火がだいたい全体にまわれば完成

もし、火が全体に回らず失敗したら中心部分に焚きつけをトングで足してもう一度、風を送ってみてください。

焚き火を維持する

全体的に燃えているからといって大量の薪を一度に足すと火が消える原因となりますので、少しずつ薪を足していきましょう。

空気の通り道もしっかり作ってあげてくださいね。

薪を足して火が弱くなったら、様子を見ながら風を送ってください。まわりに人がいる場合はとくに注意。いきなり火が強くなって服や体に火が飛んでくることがありますので、風を送る時はまわりの人に離れてもらいましょう。

焚き火の後始末

焚き火の後始末の基本のマナーは「薪を完全にすべて燃やし尽くして灰にする」です。途中で水をかけて火を消している人を見かけますがやめましょう。

完全に灰になって火が消えているようにみえても、中心部分がまだ燃えていることがありますので注意。

焚き火をしている途中から、薪をすべて燃やし終わる時間を計算しながら薪を足してください。そうすれば終わる頃にはだいたい燃え尽きていると思います。

それでも消火できない場合は火消し壺などを用意して消しましょう。火消し壺に灰をいれてしばらく放置すると消えます。

灰はキャンプ場の炭捨て場か、持ち帰って捨てるようにしましょう。

直火の後始末

直火で焚き火をした場合は当たり前ですが、焚き火をする前の状態に戻さなければいけません。

炭や灰を地面に埋めないでください。直火の場合でも炭や灰の後処理は上記と同じです。

かまどに使った岩や石などは所定の場所に戻す(これについては意見が分かれるためご自分でしっかりと下調べしてください)

焚き火はマナーを守って楽しく!

今回は焚き火のやり方を中心に道具や後片付けの方法をご紹介いたしました。

焚き火をやる上で一番大事なのは安全を確保することとマナーをしっかり守ることです。もちろん楽しむことも大事ですね。

最初のうちは上手くいかないこともあるかと思いますが、そんな時はこの記事を読み返していただければと思います。

是非、みなさんも焚き火にチャレンジしてみてくださいね!

この記事を書いたのは「漢のソロキャンライフ中の人